お仏壇の釘
お仏壇の組み立てには、釘はあまり使いませんが(地域差もあります)
扉・障子(内扉)・金具の取り付けには、大量の釘を使います。
そのほとんどが「真鍮釘」を使用しております。
「真鍮釘」は概観が美しい金色をしており、装飾用に使われる事が多い釘です。
またステンレスのように水に強いのも特徴の一つです。
ただ真鍮は、空気中の酸素で酸化されやすく、永年の使用で
だんだん黒ずんでいきます。。
上の写真の釘は、もう真っ黒ですね^^;
お仏壇を買った時、リフォームした時は金色だったのに~
というお家も多いのではないでしょうか。
当店で使用している釘は、すべて金メッキ加工しております!
当店の釘の金メッキ加工法は
メッキは元々、素地が鏡面であればある程、輝きますので~
先ずは、釘に付いている油分等をアルカリ性の薬品で除去し、真鍮釘用のオリジナルな配合で薬品を作り、
その薬品に漬けて光沢を出します。
鋲を小分けにして銀メッキを付けてから、金メッキを施します。
銀メッキをする理由は、最終行程で金メッキの発色が良くなる為に行います。
よ~く乾燥して完成となります。
このように手間暇かけて作られた釘を使い、お仏壇の組み立てを行っております。
お客様のお仏壇が、いつまでも綺麗に輝いてくださるように。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
それでは。